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ガンダムビルドダイバーズ感想

こういうのを待っていた。

ガンプラもので今まで良いなと思っていたのは「ガンプラビルダーズビギニングG」で、そのあとテレビで放送された「ビルドファイターズ」「ビルドファイターズトライ」はあまり好きではありませんでした。どちらの作品も主人公は最初からガンプラ作りの天才だったり格闘技の天才だったりと、天才が世界チャンピオンになっていく様子を描いているにすぎず、なんだか遠い世界の話だなぁと感じていました。確かに世界大会で優勝させるには最初から天才にする必要があったのかもしれませんが、だったら地区大会優勝ぐらいで終わらせても良いじゃないか、もっと普通の子が徐々に技術を学んでいくのを描いてもいいじゃないか、と常々思っていました。

今回の主人公はガンプラ自体はそれなりに作ってきたみたいですが改造はやったことがないようで、新しく買った00と今まで作ってきたガンプラをミキシングしてオリジナルの00を完成させました。主人公より少しガンプラ作りが上手な友人がいたり、今のところガンプラに興味がないヒロインがいたりと「ガンプラビルダーズビギニングG」と同じ構成なのでどうなっていくのか、とても楽しみです。

ガンプラを買いに行って選ぶ時、箱を開けた時、作っている時、完成した時、それぞれのワクワク感をしっかり表現できていて、「そうそう、模型作りはそこを伝えないといけないんだよね」と頷くことが何度もありました。初心者をカモにしようとする悪いプレーヤーがいたり、ナビゲートしてくれる上級者がいたり、ガンプラの心が分かるガンプラの精のようなキャラがいたりと、これからの面白い展開を予感させるキャラ構成になっていますね。あのツノのついた悪いプレーヤーを後々仲間にしても良いし、ガンプラの精のような女の子がいることで上級者にも勝てる理由付けもできますし。今のところ無駄なキャラが一人もいない感じでとても洗練されていると思います。

少し不満があるとすれば、完成した改造版00を見せた時、もう少し主人公からの説明があっても良かったんじゃないかと思います。せっかく苦労して改造したんだから、ここはこうして動きやすくして・・・とか、あれこれ言いたかったはず。完成したプラモのお披露目というのは、プラモ作りの楽しさの一つでもあるので、ここはもう少しだけ丁寧に描いてあげてほしかったですね。ほかはほぼパーフェクトだと思います。

「ガンプラビルダーズビギニングG」では、親がバンダイの社員で、市販されていない最新のガンプラと強化パーツをくれて、そのおかげで全くの初心者の主人公がほんの数話でガンプラマイスターと互角の戦いができるようになる、というところが気に入らなかったので、その辺も解消された、洗練された最高の作品になるのでは、と今から楽しみです。これからも、戦闘シーンばかりでなく、模型作りの方もしっかり描いていって欲しいですね。

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